FAXのリプレイス→hp Officejet 6700 Premiumの導入

いまだにFax？ とお考えの方もいらっしゃると思いますが、このアナログな機能が未だに実用的な通信手段だったりするのですよ。

1.FAX更新の経緯

これまでFAXに使用していたhp社のプリンター複合機”Photosmart C309a”の正にFAX部が不調になったのでリプレイスの検討を始めました。

FAXとして基本機能の他、PCFAXでMacからも送信可能な機種となるとメーカーはhpかブラザーに絞られ、使用頻度からするとランニングコストよりも初期費用を重視、と選抜していった結果、後継機種は同じhp社の”Officejet 6700 Premium”になりました。FAXの送受信が主たる用途なので印刷品質やスキャン性能に多くは求めません。後述する顔料インクとAir Print機能にはちょっと期待しておりますが。

2.単体でのWi-Fiセットアップ

早速開封してセットアップした訳ですが、単体でのワイヤレス（Wi-Fi）接続設定がちょっと特徴的だったのでその手順と共にご紹介しておきます。

とその前に。
パッケージの上部に内容物の一覧がアイコンで表示されています。従来は箱の中にチェックリストが入っている事が多かったのですが、この様に内容をチェックしながら開封していく形態は珍しいですね。

欠品が無い事を確認し、最後にプリンター本体を取り出しスタートアップガイドに沿って電源投入、続いてインクカートリッジの取り付けです。

　

インクカートリッジは正面側壁部のカバーを開くことによって装着・取り外しが可能です。従来機の様に天板（スキャナー部上蓋）を開けずにセットできるのはなにかと便利で良いですね。

そして取り付け方法は液晶パネルにアニメーションで説明がなされます。始めての操作をする際には有効なガイダンスだと思います。

インクカートリッジの装着が終わったら、次にパソコンへの接続設定を行います。

今回はWi-Fiによるワイヤレス接続を行いたいので「ワイヤレス」を選択します。
本機種の液晶パネルはタッチパネルとなっており、以下、ウィザード形式で設定操作が進みました。

　

「ワイヤレス接続」画面で「ワイヤレス設定ウィザード」を選択すると本機による設定作業続行となります。

　

当方のWi-Fi環境はSSIDをステルスにしているのでネットワーク名のリストには表示されません。よってネットワーク名は手動入力となります。

　

続いてパスワードの入力です。タイプは自動判別するので意識する必要はありません。

　

確認画面の表示後、接続の確認をしてWi-Fiの設定は終了です。

3.ここまでの印象

これまでプリンターのWi-Fi設定には文字入力を伴うため、プリンター側からの設定は出来ないか、出来ても煩雑な方法であまり実用的ではありませんでした。

しかしながらOfficejet6700ではqwerty型ソフトウェアキーボードを使用することで文字入力の煩わしさを軽減しています。またタッチパネルによる設定フローはスマホやタブレット、Wi-Fi内蔵カメラのそれに似ており、これら機器の操作を経験した方ならサクサクと進められると考えられます。
更にこの様なパソコンレスの設定手順は正にスマホやタブレットでの利用を見据えた今時の周辺機器には必須の仕様と言えるでしょう。

4.次回は・・・

今回導入したhp Officejet 6700 PremiumのFAX以外の特長は

1. 全色（4色）顔料インクの採用
2. Air Print対応

があります。これらの特長についても使用感などをまとめて行く予定です。

関連記事：2010年8月22日「FAX（複合機）更新」